12月13日(火)にHCD-Netの主催するセミナー「HCDの上流工程の手法と発想法ワークショップ」において、ワークショップを担当してきました。
ユーザーにとって嬉しいデザインをするために新しいコンセプトを創造する方法を、講義とワークショップで学ぶことができるセミナーです。
・「HCDにおけるコンセプトと発想手法について」 山崎 和彦氏(千葉工業大学) ・「HCDにおける視覚化手法について」 浅野 智氏(横浜デジタルアーツ専門学校) ・発想手法ワークショップ-1「体験からの発想」 山崎 和彦氏(千葉工業大学) ・発想手法ワークショップ-2「XB法」 三澤 直加氏 (株式会社グラグリッド)
ユーザー体験を捉えるための軸とそれぞれに対応する発想法について(山崎先生)
デザインプロセスで行われる視覚化手法について(浅野先生)
ISO 9241-210と発想についての関係性も。
「花器」をデザインするワークショップ(山崎先生)
「モノで発想する」ことと「体験で発想する」ことの違いを身をもって体験できるおもしろいワークショップでした。花器をデザインするアプローチを2つのテーマ設定で行いました。テーマの違いで出てくるアイデアが変わってしまう面白い体験でした。
ここからは私が担当するXB法ワークショップ(シート記入型)
グループでブレスト中。みなさんの楽しそうな様子を観てまわる
HCD (人間本位のデザインプロセス)では、使いやすいものをつくるために、これまで「問題解決型デザイン」が優先的に考えられていた部分があり、上流行程から「ビジョン提案型デザイン」の発想することまでは、なかなか手が回らないという現実がありました。
しかし、今回このワークショップは募集から数日で満席になるという反響ぶり。みなさんの注目の高さが伺えます。
また、提案型の発想が求められる時代に、個々の発想能力を活かすためには、個々の柔軟な発想力に加え、適切なプロジェクトマネジメント、特に目標設定がとても大切です。デザイナーが目標設定に関与できる組織づくりの大事さに気づいた一日でした。
◎関連ブログ
情報デザイン研究室(浅野先生のブログ)
User Interface Design Clipping(参加者:千代さんのブログ)
隣合わせの灰と青春(参加者:松崎さんのブログ)
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